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 環境共生住宅計画手法について、建設省住宅局生産課監修による『環境共生住宅 計画・建築編』を参考にした魚津市営住宅上野方団地の事例を紹介します。

 完成予想図(東面)中心に児童遊園と集会所を設け、左が1号棟、その奥が2号棟、右が3号棟です。
敷地地盤の高低差を利用し、住棟、駐車場、児童遊園、通路を配置し、周囲へ圧迫感を与えないよう配慮しました。周辺住宅との調和をはかり瓦屋根を採用し、植栽による修景づくりを行いました。


完成後の写真はこちら をご覧ください。

基本要件
計画テーマ
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魚津市営住宅上野方団地における手法

地球環境の保全

エネルギー節減と有効利用

  • 外周壁、床、天井等を高断熱化する。
  • 開口部を高断熱、高気密化する。
  • 内側断熱、壁内断熱を行う。
  • 断熱型サッシを使用する。

自然・未利用エネルギーの有効利用

  • 敷地の日照、風などの自然エネルギーをうまく利用できるような配置や外構を工夫する。
  • 夏の通風が十分利用できるような設計をする。
  • 住棟間隔を十分に取り、日照・通風を確保する。
  • 通風のための開口部を効果的に設ける。

耐久性の向上と資源の有効利用

  • 構造躯体に十分な耐久性のある材料を使用する。
  • 屋根、外壁、床、開口などに耐久性の高い材料・工法を採用する。
  • 内外装材にメンテナンスフリーな材料か、メンテナンスのしやすい材料や工法、部分的に取り替えやすい工法などを採用する。
  • 設備部分や配管配線はメンテナンスがしやすく、将来の更新に十分配慮した部品や設計をする。
  • コンクリートを使用する。
  • 瓦・コンクリート・アルミサッシを使用する。
  • 壁・天井に掃除、上塗ができる吹き付け材(フレックスコート)を使用する。
  • 給水・給湯にはサヤ管工法を採用する。
周辺環境の親和性 生態的豊かさと循環性の確保
  • 構造躯体に十分な耐久性のある材料を使用する。
  • 塀や仕切りは生垣とする。できるだけ緩勾配の自然法面を採用する。
  • 舗装する場合は透水性舗装とする。。
  • 造成や工事ではがした表土は保存し、戻すか再利用する。
  • 下水未整備地区では合併浄化槽などにより排水を浄化する。
  • 集中型駐車場のつくり方を工夫する。
  • 構造躯体に十分な耐久性のある材料を使用する。
  • 生け垣・法面緑化する。
  • 駐車場・通路には透水性舗装を施す。
  • 造成盛土は根切土を再利用する。
  • 合併処理浄化槽を使用する。
  • 透水性舗装を施し、団地内通路との一体感をつくる。
気候や地域性との調和
  • 地域の気候や敷地の微気象と調和した設計とする。
  • 大がかりな造成を避け、原地形を生かした設計とする。
  • 周辺のまちなみと調和した美しいデザインとする。
  • 温度、湿度、雨量、降雪量、日照、風向、風量などに配慮する。
  • 敷地高低差を有効に利用した配置計画を行う。
  • 切妻の単純な瓦屋根と飽きのこない無彩色の外壁による外観デザインとする。
建物内外の連関性の向上
  • ガラス付きテラス、温室、サンルームなど半戸外生活空間を工夫する。
  • サンルームに可動ガラリを設け、換気の便をよくする。
住み手の共生的活動の支援
  • 共同の菜園や花壇を用意し、市民の自給活動を支援する。
  • 菜園を作るスペースを設け、住民に開放する。

居住環境の健康・快適性

自然の恩恵の享受
  • 主な居室には冬の日照が十分得られるようにする。
  • 南面住棟配置を原則としながら住棟間距離を十分に取り、居室に日照が得られるような配置とする。
健康で快適な室内環境
  • 吹抜けをうまく利用して開放感のある空間を作る。
  • 調湿性のある内装材などにより快適な湿度環境をつくる。
  • 外周壁、間仕切、床などの遮音性を十分配慮する。
  • メゾネット型住戸のホール・階段室を吹抜とする。
  • 調湿性のある吹き付け材を壁・天井に使用する。(フレックスコート)。
  • 隔壁はコンクリートとし、床には遮音性の高い床下地(フリーフロアー)を使用する。
安全に住み続けられる住環境
  • 地震や火災に対して安全な設計とする。
  • 住戸内の段差の解消、手摺の設置など高齢者が安心して暮らせる設計とする。
  • 車椅子などに依存するようになった場合にも一部の改造で生活できるように配慮しておく。
  • 高齢者にも安心して使える設備を用意する。
  • 主要構造部をRC造とするとともにバランスのとれた耐震壁を配置する。
  • 床段差を少なくし、玄関・便所・浴室には手摺を設ける。
  • 廊下巾の確保・ベランダ側からの進入路の確保・屋外スロープの設置。
  • 1階は電気温水器を使用する。
豊かな集住性の実現
  • 歩行者を優先した外部通路計画とする。
  • 周辺の住民も使えるような空間や施設を考慮する。
  • 集会所や余暇・趣味のための共用施設を充実させる。
  • 外部の遊び場、広場などコモンスペースを充実させる。
  • 車輌の団地内通り抜けができない通路計画。
  • 周辺コミュニティーを配慮した児童遊園・集会所を設ける。
  • 外部空間と一体感を持った集会室の計画と菜園の設置。
  • 広い年代層が利用できる児童遊園と安全な構内通路を確保する。
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