この建物は核家族化や少子化により放課後に鍵っ子になってしまう児童を対象に行う児童保育施設である。計画にあたっては安全で安心して生活できる保育環境づくりを目指した。内装は木材を多用して室内運動でのけがの防止と暖かい雰囲気づくりに努めた。外観はアーチ状の丸い屋根と長い方流れの構成で児童の記憶に残るデザインを試みている。
技術的に特出する点は内地産のスギ材を製材したままの4m?6mの長さの一般流通材を利用して、伝統的な仕口、継手の技術を使って大スパンをアーチ形式構造で実現した事である。
本施設は平成19年度優良木造施設として木材利用推進中央協議会会長賞を受賞しました。また、富山県建築賞協議会主催の平成19年度 第38回富山県建築賞に入選しました。
施主:魚津市
施工:山形建鐵株式会社