所在地

富山市神通町2丁目-9

主要用途

富山県立雄峰高等学校

構造

鉄筋コンクリート造

規模

4階建て

敷地面積

10,908.07 ㎡

建築面積

3,556.64 ㎡

延床面積

9,368.09 ㎡

本校の特徴

定時制・通信制高校と調理師を目指す専攻科そして社会人が学ぶ県民カレッジが一つの建物に共存しています。また、定時制・通信制は単位制高校で、学年による授業の枠を設けず、決まられた単位を取得すれば卒業できるシステムとなっています。このように様々な生徒や市民が不定期な時間に登下校する自由性の高い学校です。
地域に開きながら安全を確保
建築計画ではこのような利用者のアクティビティに合わせて周囲の道路と敷地の間にフェンスなど設けずに開放性の高いデザインにしています。一方で1階は一般玄関と生徒専用玄関の入り口だけが常時開放されている状態にしていつも入館者を管理しやすいように計画しています。
自然環境を生かした省エネルギー設計
都市型の高密度の建物でありながら中庭を設けることで通風換気に優れ採光も良好な建築環境を作っています。また、自然換気、採光が難しい1階には機械設備での空調を行う事務・管理系の部屋や調理専攻科を設けている。
都市景観に調和する外観デザイン
ゆったりした歩道にケヤキ並木がつながる旧愛宕小学校の跡地に新築するにあたり、低層の街並みとケヤキ並木の景観に調和するように外壁の色合いと塗り分け場所を工夫しました。縦型のルーバーは立山の山並みの波長を縦波に置き換えて不規則で柔らかいパターンを作っています。